与えられた仕事に一生懸命取り組むだけ。

田中 直樹(たなか なおき)

2008年度入社
部署役職 電気工事

2008年(平成20年)、東亜電工株式会社に入社した田中直樹さんは、入社以来、主に電気工事の仕事に携わってきました。
2021年10月に開催された、第18回全中国電工連技能競技大会で見事、準優勝という素晴らしい結果を残されました。
電気工事のスペシャリストを目指して、日々技術の向上を図っています。

はじめに、業務内容について教えてください。

新築やリフォームの建物における電気工事に携わってきました。また、新見市はラストワンマイル事業と銘打ち、市内全域に光ファイバー網を整備しているのですが、その関係で、宅内への光ファイバー引き込みの工事なども行っています。工事全体を管理する業務も担っており、職人の仕事から現場監督の仕事まで、幅広く携わっています。

この仕事のやりがいは、どのようなところにありますか。

まだ下積みの頃に、新築工事で一から配線を行ったときのことです。建物にへばりつくようにして一生懸命に作業した後、最後に電気を入れ、照明がついたときの感動は今でもよく覚えています。今でも、完成した建物にはじめて電気が通る瞬間は感動します。それがやりがいですね。

これまでに経験した思い出深い仕事について教えてください。

入社から4~5年経った頃、はじめて現場担当者としてメーカーの新築工事の現場を任されました。こだわりが詰まった、凝った作りの大きな和風建築の物件で、打ち合わせの段階からお客様と直接話をして配線工事を進めたことがとても印象に残っています。それまでは元請けのゼネコンや建築の担当者と話をすることはあっても、お客様とやりとりすることはなかったので、「いい仕事をしなければ」というプレッシャーがありました。
お客様と「ここはこうしよう」「ここはこうした方がいい」などと話をしていると、いつも職人の目線で考えていたことが、お客様の立場に立って考えられるようになりました。すると、それまで当たり前と思っていたことも、実はお客様にとっては違う方がいいのかもしれない、と気づいたのです。ただ目の前の工事をこなすのではなく、エンドユーザーであるお客様の立場に立って物事を考えられるようになったのは、大きな収穫でした。

現場で心がけていることはありますか。

工事内容を考慮すると厳しい工期でしたが、現場の一人一人が工期を必ず守るという共通の目標をもって協力しながら工事を進めることができ、無事、無事故無災害で完工できました。何かを頼まれたとき、「できない理由」を考えずに「どうすればできるか」をチーム内で考えぬき、案を出し合い、話し合う事が重要だと再認識しました。

今後の目標をお願いします。

これからも、与えられた仕事に一生懸命取り組むだけです。その中で資格を取ることは、自分にとっても、会社にとっても、ステップアップになるはずです。時代のニーズに沿って新しい資格もできているので、それらを取得して仕事の幅を広げ、会社に貢献できればと思っています。